平和を引き寄せる力を求めて

8月5日下北沢駅頭 ピースアピール

今日8月15日は、「大日本帝国憲法」体制下、国民に対し天皇から、日本政府がポツダム宣言を受け入れ敗戦国となったことを発表された日です。この、真実はお上から伝えられるもの、外交については国民の声は無視しても良いものと言う、旧憲法の呪縛は今も生きてはいないでしょうか?

①国民主権②平和主義③基本的人権の尊重が「日本国憲法」の3原則だということを社会科で教わります。平和主義については、9条という1条ですが「第2章:戦争の放棄」として書かれていることは有名です。基本的人権に関しては「第3章:国民の権利及び義務」の中で細かく規定されています。いつも不思議に思うのは国民主権という章立てが無いことです。代わりに「1章:天皇」が条文の冒頭に置かれています。もちろん1章の前の「前文」に、国民主権がこの憲法の前提であることは書かれているわけですが、本文がなぜか天皇の地位に着いてから始まる、これもまた実態として「お上」意識から脱却できない今の私たちの状況を映し出しているようにも思えます。

世田谷・生活者ネットワーク 平和部会は、2014年7月の集団的自衛権行使の閣議決定以降、「日本国憲法」の掲げる理想を市民の共通の願いとして政治の場でも実践していくことを求め「せたがやピースアピール」の活動を75回以上続けてきました。また、区内の被爆者団体や雑居祭りで手を取り合った様々な市民団体と共に、毎年原爆投下の記念日である8月6日~9日の間「ピース・アクション」の企画にも参加しています。今年も、新型コロナワクチン接種会場である「うめとぴあ」1階ホールを会場に「原爆と人間」の写真展他の掲示物を、100名以上の方に見ていただくことができました。上の写真で、私が持っているのは、今年の掲示物の1つです。

今年の平和活動の最大の話題は「核兵器禁止条約」の発効です。しかし、日本国政府はこの条約に賛成しないばかりか、議論に参加すらもしていません。全国の多くの自治体から、この政府の態度に対し方針変換を求める意見書が続々と提出されています。昨年までに比べ、この1年間は125自治体と更に加速しています。このような中、世田谷区議会は2019年の区議会議員選挙の前後で2回続けて「核兵器禁止条約への日本国の調印・批准を求める意見書」を僅差で否決、全自治体の3割以上が提出している平和のうねりに乗り遅れてしまっています。

それでも、私たちはあきらめません。市民の声、平和を求める思いが、心の中に平和の砦を築きます。

来年は「核兵器禁止条約」第1回締約国会議が予定されています。もし日本国が、核保有国や核の傘の下の同盟国と非核保有国の間の架け橋に本当になろうとするのなら、最低限この締約国会議にオブザーバーとしてでも参加すべきではないでしょうか。唯一の戦争被爆国、平和憲法を掲げる日本として、必要な平和を引き寄せるためにその力を活かすことを求め続け、世田谷区議会での平和活動も活性化させていきたいと思っています。9月以降も、原則第3木曜日夕方6時から、奇数月(9月)は三軒茶屋駅周辺、偶数月(10月)は下北沢駅周辺でピースアピール活動を続けます。是非、多くの区民の皆さんのお力をお寄せください。