2022年 変えたいもの 変えてはいけないもの

2022年あけましておめでとうございます。

今年も、福祉・人権の現場を持つ地方自治体「世田谷区」の議員として。国民主権、住民参加の政治を進めていきたいと願っています。日本国憲法に掲げられた、基本的人権の尊重はどこまで現実のものとなっているでしょうか。人口の半数以上を占める女性の権利が十分に保証されているでしょうか。子どもにきちんと権利が認められ、子ども自身がその権利を使いこなせる教育はされているでしょうか。この2点だけをとっても、私たちの現実は日本国憲法の理想に達してはいません。

憲法前文に高らかに明言されているとおり、私たち日本国民はこの理想を不断の努力で実現させる主体です。この憲法には、第2次世界大戦の悲惨な現実を経た日本国民全体の思いが受け継がれています。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義、この原則をもつ日本国憲法を安易に変えてはならないと考えます。

そのためにも、まずは足元から、ジェンダー主流化や子どもの権利の確立、平和宣言都市としての平和の発信などに向け、私は活動を続けていきます。

日本国憲法ができた時には想像もつかなかった、地球規模の気候危機や感染症の蔓延、デジタル社会の進展など新たな問題にも私たちは直面しています。こういった課題に対しても、地球規模の大きな共通の目標を見据え、足元から出来ることを見つけて実現していく地道な活動が大切だと考えます。変えるべきものは大胆に変え、変えてはいけないものは大切に守る一年にしたいものです。

うめとぴあ前にて