2021年も人権と環境優先で、共生社会の実現を目指します

あけましておめでとうございます。

昨年の10月に世田谷区は気候非常事態宣言を行いました。区議会も全会一致で国に対し、CO2削減など気候変動対策を強化するように意見書を提出しました。宣言だけでなく、区民を巻き込んでCO2削減につながる社会運動を盛り上げていく事が必要です。私達の孫の孫の孫まで平和に幸せに暮らせるためには、今が地球環境を守るために行動する時です。環境に良い暮らし方をすることが、個人の満足感だけでなく経済的にも報われるようなしくみを皆様と共に作り上げ、誰もが環境に良い暮らしができる世の中を目指していきたいと願っています。

昨年は一貫して、感染時リスクの高い高齢者を守るためにPCR検査を優先的に活用できるしくみづくりを訴え、かろうじて手遅れにならないうちに生命を救えるだけの体制が実現いたしました。しかしコロナ禍のもと、格差社会のひずみは大きくなっています。生活が苦しい時、ありのままで相談ができ、憲法に保障された人権として使えてこその生活保護ではないでしょうか。コロナによる様々な特例措置が切れる今年度末以降、自治体の住民を守る力が試されるのではと感じ、身の引き締まる思いです。それでも今年は、誰一人取り残さずに共に立ち直っていく年にしたいもの。高齢者から子どもまで、日本人も外国籍の方々も、ハンディのあるなしに関わらず共に生きる、共生社会を目指します。