いくつになっても自分らしく暮らしたい

24時間365日 介護を支えるしくみの充実

12月14日の総選挙は、国民全体が生活の安定と豊かさを政治に期待していることが色濃く反映され、自民党政権の圧勝に終わりました。私たち、生活者ネットワークは現政権の経済や福祉に関する政策が、むしろ経済の格差を拡大し、高齢者の介護を社会全体で支えるしくみを崩していくことを恐れています。

介護保険制度の中でも、基礎自治体が地域のニーズを聞き事業を誘致・実施していく、地域密着型の介護保険事業は、住み慣れた地域、自宅に住み続けられるため必要なサービスとして、生活者ネットワークは早くから注目し推進を主張してきました。必要な人に、必要なサービスを届けるためには、現場に近い自治体のきめ細やかな対応こそが重要だと考えてきたからです。今回の選挙結果を受け、自治体の主体性がより重要になっています。

自宅のように寛げる「小規模多機能居宅介護」も地域密着型介護事業

 

11月末に行われた、第4回定例議会の一般質問において、私は、超高齢化社会に向け、家族介護だけに頼らず、いくつになっても住み慣れた地域で安心して住み続けられるための介護サービスのあり方、特に地域密着型介護サービスの充実に向け質問しました。地域密着型介護サービスは、有効な事業形態ですが、実施されている地域に偏在があり区民の認知度も少ないことが課題です。自分たちの地域に今後必要なサービスは、何かを地域ぐるみで考えることができる地域住民向けの講習会などの実施を求めました。

 また24時間365日のケアが必要となった高齢者にとって、夜間にも随時対応してもらえる地域密着型のサービスは命綱ともなるサービスです。このようなサービスを提供する現場の働き手の確保、定着とスキルアップも喫緊の課題です。夜間労働における安全の確保、労働条件を含めた相談体制の充実などを通じ、世田谷区内の介護にかかわる人材の確保とスキルアップを求めています。

 高岡じゅん子は、介護や高齢者の暮らしの安心も地域密着で現場の声を活かしながら解決していきます。

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