2月5日(土)烏山区民センターで生活クラブ運動グループ世田谷地域協議会主催の学習会に参加し
田中優氏の講演「リサイクルよりリユース〜子どもたちの未来は私たちの手に」を聞かせていただきました。
循環型社会作りなかなか進まない日本の実情を踏まえて、ごみをタダ同然に出せるしくみを変える大切さを実感しました。
特に印象に残ったのは、リユース瓶の活用とデポジットの話です。ニューヨークでは、空き缶を集めるホームレスがデポジットのある缶飲料を飲んでいると後を付いてくるとか。環境のためと言うだけでは動かない人も、環境に良いことがチョット自分の得にもなるとなったら、
誰もが当たりまえに環境に良い行動をするようになるのではないでしょうか?
企業も、PETボトルに処理費用をすべて価格に上乗せするよりは、リターナブル瓶を使う方が採算が良いとなれば、リターナブル瓶を使うでしょう。
我家でも20年前は、ビールを瓶のケースで買い、酒屋さんに届けてもらっていました。その酒屋さんが廃業。今ではビールは缶になりました。
牛乳は生協に入っているお陰で、かろうじて、リターナブル瓶で飲めています。循環のしくみを支える、色々な業者。今ならまだガラス瓶のリユースを支えるシステムが生き残っています。1本のガラス瓶を50回使えれば、それは必ずエコです。社会全体のコストから言っても得なはずですよね。なのに、リユース瓶にめんどくさい感と割高感があるのはなぜでしょう?
ワンウェイ瓶や、PETボトルの収集やリサイクルの為の運搬にはたくさんの税金が使われ、市民には一見、楽で安く感じられるからです。世田谷区内のほとんどのコンビニやスーパーでPETボトルの回収箱が置かれていますが。あの箱の中身の回収運搬は、事業者の支出ではなく、区民の税金で賄われているのを知っていますか。
やはり、しくみを変えませんか?リサイクルよりリユース。環境に良い行動をしたら、生活している一人一人も得をする。
そんなしくみ作りを、高岡じゅん子は生活者ネットワークの仲間と共に目指しています。