子どもの権利を最優先に!

新校舎での初めての卒業生を送り出した下北沢小学校

子どもの権利、子どもの人権の保障ということを、生活者ネットワークは20年以上言い続けてきています。特に大切なのは、子ども自身の中から湧き出る育つ力や、自分で自分を守るため主張できる力を社会が認め、真剣に対応することで、民主主義制度を支える健全な市民を育んでいくことではないかと、私は考えます。世田谷区に子どもの人権擁護専門機関「せたがやホッとこどもサポート」が有り、子ども達自身からの様々な相談や訴えに対応していることは大いに意義のあることです。さて、この「せたホッと」は、設立当初から区長と教育員会両方に付属する執行機関として設立されており、子どものために大胆に横串を通した位置づけがされています。

 

「せたホッと」は設立6年になります。共管所管として、教育委員会も子どものいじめ防止や、学校における暴力や体罰の根絶などに取り組んできたことと、思います。更に、今年起こった野田市の児童虐待死の事件などからも、児童虐待の発見や防止に対しても地域の公立学校の果たすべき役割が注目されています。

教育委員会として、子どもの権利擁護の課題に今後、「せたホッと」などを活用し、どのように向き合っていくのか、教育長の見解をまず伺いました。(予算特別委員会文教質疑)

 

「せたホッと」は、教育委員会の執行機関でもあります。密接な連携と活用を望みます。子ども自身が「せたホッと」を自身の問題解決に活用することができるよう、子どもへの定期的な周知と、学校内に常に「せたホッと」の情報があり子どもが手に取れるような環境づくりを要望しました。