届かなかった市民の声 都へエネルギー計画の見直しを求めて
大変残念なお知らせです。
2月6日 世田谷区議会 オリンピック・パラリンピック・環境対策等特別委員会が開催され、区民から提出された「柏崎刈羽原発に頼らない脱炭素の東京再生可能エネルギー計画」について都に対し要望書の提出を求める陳情が審査されました。しかし、結果は継続。問題の棚上げということです。
委員会の冒頭(休会中という扱いですが)代表の関口さんをはじめ、3人の区民の方から、3・11直後目に見えない放射能、特に子どもへの影響におびえた毎日を過ごしたことが切々と語られました。そのような被害を二度と起こさないために、福島原発のエネルギーを使ってきた東京都に、脱原発と自然再生エネルギーの活用促進を明確にした「環境計画」見直しや、2020オリンピック以降も持続可能な環境先進都市として前進できるアクションプラン作りをすべきと、世田谷区議会から都に対し要望を出して欲しいという陳情です。
この特別委員会の人数構成は、自民党5人、公明党3人、立憲民主党社民党1人、共産党1人、F行革1人、ネット1人の12名です。自民党の中から委員長が立っています。賛否は、自民党が不採択、公明党が継続、その他の4会派は趣旨採択でした。委員の発言としては多くの賛成意見が語られても、投票となると数の理論で、市民の声が勝ち切ることが難しいのが、今の議会構成です。
4月には、区議会議員選挙があります。市民の声が活かせる議会構成を目指し、世田谷生活者ネットも、私高岡じゅん子、同僚の田中みち子に加え、新人の金井えり子が新たな議席確保のために準備を進めています。区民の声が生きる議会を目指して、これからも応援よろしくお願いいたします。