防災まち歩きから始めるコミュニティづくり
12月5日(土)生活クラブ生協の企画の一つとして、自分たち住む町「羽根木1・2丁目」の防災点検まち歩きを実施しました。新代田周辺の街の情報を発信するホームページ「だいたい新代田」を作っている若者2人の参加もあり、15人近くが羽根木2丁目の公園に集まりました。
少し歩けば、街角にある消火器ポスト、実際に開けて消火器の重さを確かめてみることだけでも、新鮮な体験です。街の中にある防災グッズに注目したり、手にとってみる体験がもっと気軽にできることが必要だと感じました。
町会の区民消防隊の責任者の方に、防災倉庫を開けていただき、小型ポンプが2台あることを確かめました。小型ポンプをいざという時操作できる、若い世代の育成が課題だとのこと。もし、大震災が起こったら、地区の小さい火事をできるだけ小さいうちに消し止め、延焼を少しでも減らすことが、命を守ることや避難路の確保にもつながります。一人でも、若い世代の参加を引き出す、一層の工夫が必要です。
防災倉庫が置かれている公園には、防火水槽も在り、すぐに使えることも確かめました。ただし、水槽の蓋は想像以上に重く、男性などの力がないと開けにくいことも実感できました。
更に、羽根木町会事務所にあるもう一つの防災倉庫を、町会長の宇田川さんにお願いして見せていただきました。町会が、計画的に購入している保存水と缶入りのパンを確認。持ち運びやすいケースに入ったスタンドパイプのセットが、配備されていることも見せていただきました。
羽根木地区では、世帯数の半分ぐらいしか町会に加入していないとのこと。防災や防犯など、誰もが関心を持つような話題や企画から、今まで町会を通じて地域に参加してこなかった層の区民を、地域活動に巻き込んでいく必要性を実感し、その場に立ち会ってくださった町会関係の方々とも気軽なお話しができました。