まちの中の宝 ~人も資源も大切にする世田谷に~

5支所に設置された小型家電回収BOX

都市鉱山という言葉をご存知ですか?

次々と買い替えられる、携帯電話やデジカメなどに含まれる金やレアメタルの含有量が、どんな高品位の鉱山の原石の含有量にも劣らないことから、貴重な資源のリサイクルが、新しい鉱山の開発に匹敵することを指した言葉です。世田谷・生活者ネットワークの予算要望の中で要求していたことが実現し、4月1日から、世田谷区の5つの総合支所に、家庭用小型電子機器の回収ボックスが設置され、世田谷都市鉱山の有効利用が始まりました。初日から持ち込まれる機器もあったと聞いています。

 

北沢タウンホール1階 資源回収BOX水銀体温計やインクカートリッジなども回収

早速、北沢総合支所のあるタウンホール1階に行って、設置状況を確認して来ました。同じ場所で、水銀体温計や血圧計などの回収もしています。貴重な資源でもあり、きちんと管理して活用することが必要です。より資源を大切にする世田谷をめざして、皆様と一緒に一歩一歩進んで行きたいです。

小中学生とのリサイクル活動で「松原みどりの会」が表彰を受けました

資源回収の主役は、区民の皆さんです。たくさんの資源再利用活動団体が区内で活発な活動をしていることが、世田谷の特徴の1つです。私も、松原小学校のPTAの仲間と共に、16年間リサイクル活動を続けています。この団体は、20年以上リサイクル活動を続けていることで、昨年の80周年記念行事の際に表彰も受けました。今では、小学生の環境委員会活動とも連携して、子どもたちが主役のエコクラブ活動として続いています。

 

 

こどもエコクラブと地域の方が育てた「地域の庭」

松原小のエコクラブの活動では、地域の庭の花壇のお世話もしています。今年もきれいな花が咲きました。子どもたちをはじめ、地域の方々の力が、この小さな花壇を支えています。何よりも、人こそがまちの宝。今年度も、一緒に活動できますことを楽しみにしています。