区立小学校・幼稚園の歴史は地域の絆 ~ 小規模校統廃合問題や区立幼稚園のあり方をめぐって ~

先日、多聞幼稚園と三軒茶屋小学校の周年行事に
出席しました。
幼稚園のお子さんたちは、本当に無邪気でかわいらしかったです。来賓が、「おめでとうございます。」と言うたびに、声を揃えて「ありがとうございます。」と答えてくれました。座っていることが難しい子も、その子なりに式典を楽しんで参加しているのも印象的でした。配慮を要する子どもたちも、安心して通うことができる区立幼稚園の良さが伝わってきました。
三軒茶屋小学校の周年行事も、児童の群読や記念歌の披露など、地域が大切に育んできた小学校の歴史と、今の在校生たちの意欲や誇りをいきいきと表現した素晴らしいものでした。在校生全員による「竜の舞い」は、見ごたえのある出し物でした。

 昨年は守山小学校の80周年、若林小学校の140周年の記念式典に参加しました。奇しくも、この2つの学校ともに、この秋から検討中の学校適正配置の範囲に含まれている学校です。
区立の小学校や幼稚園は、地域の子どものためにあります。無条件に、その地域の子どもを受け入れ、地域で育てる。学校の教職員だけでなく、地域の大人全員が地域の子どもを育んでいく。それが世田谷区の教育ビジョン「地域と共に育てる学校」だったはずです。

 小規模学校の統廃合問題や、区立幼稚園のあり方については、結論を急ぐことなく、「子どもの最善の利益」は何かを、大人としてもう一度、問い直す機会として活かしたいと考えます。是非、私たち世田谷・生活者ネットワークに、皆様のご意見をお寄せ下さい。