名古屋から、御前崎町に入るとまず目に入るのが、立ち並ぶ風力発電の風車です。浜岡原発と同じ、中部電力の風力発電所は、発電規模2万2千KW、11基が並びます。
風車の間に、浜岡原発がありました。原子力発電所本体の中に入るには予約が必要なので、すぐ横にある広報館を見学しました。実物大の原子炉模型を見て、複雑な配管の様子や、制御棒が油圧式で下から押し上げなくては入らない仕組みになっていることなど、電源が失われれば制御できない巨大技術であることが、本当によくわかりました。見学者が意外なほど多かったです。大人の団体見学も来ていました。
浜岡原発は、3号機1基でも110万KWの発電力が有ります。発電力の差が、電力会社のスタンスを如実に表しています。自然エネルギーを電力の主力にするには、まず電力に過剰に頼らない暮らしを実現することが必要です。
原子力発電が全部止まっても停電にならない、電力30%OFFの暮らしは、可能でしょうか?
私もすぐにはできないような気がします。でも、今年の夏。高温の午後、エアコンの使用で思いがけず沢山の電気を使い、大停電を招いてしまうことを防ぐのは意外と簡単かもしれません。
電気の契約アンペア数を減らすアンペアダウンという方法です。
エアコンを増やしたら、ブレーカーが落ちるようになったので、契約アンペアを増やす。今までは、使いたいだけ使うために、契約を大きくして来ました。それを、使い過ぎをカットしてもらうために、契約を減らすことにするのです。我家は40Aを30Aに下げました。手続きは簡単です。電気の検針票の連絡先に電話し、「契約アンペア数を減らしたいので、ブレーカーの交換に来てほしい。」と、工事の日を予約するだけです。工事料金も無料でした。工事の時は在宅が必要ですが、時間は30分以内、すぐにできます。
電力に過剰に頼らない生活に向けて、この夏一歩踏み出してみましょう。