新型コロナの波の中でも

こんな時でも花はけなげに咲いています

3月中に行われた令和2年度予算特別委員会で、新型コロナ対策に関して様々な質問をいたしました。今までにない事態の中でも区民一人ひとりの人権といのちを守っていきたいと願っています。3月5日の総括質疑での提案について報告します。

4月末現在、その中の幾つかの施策が、実現している一方、まだまだ不足のことが沢山あります。このホームページを通じてでも、疑問やご提案を生活者ネットワークにお寄せください。皆様の声を区政に活かしていきたいと存じます。

質問1:人権に配慮した情報公開について
未知の感染症に対し、インフォデミックとも言われる風評被害や、人権侵害が危惧される。区長が今定例会開会挨拶で「人権に配慮した対策」と述べている、差別につながらない情報発信を求めた
(回答)過去、感染症予防を理由に起こしてしまった差別を踏まえ、現在の「感染症法」があり、これに則って区は人権に配慮した情報発信をする。正しい情報の提供により、区民の不安払しょくに努める。⇒現在も区は個人情報保護に最大限の留意をし情報発信を行っています。

質問2:子どもの食支援について
子どもの貧困対策を進めてきた中で、2019年度から「子どもへの食の支援」メニューに、家庭への食の宅配がある。給食がなくなることで食生活が貧しくなってしまう子どもにこの制度を活用し早急に支援を拡充せよ
(回答)3月初旬の時点で、この制度を緊急的に使う準備を始め、3月16日に区立学校各校の緊急メールでこの制度を周知、一歩、活用が進んだ。⇒現在も受付けは継続しています。利用者も少しづつ増えているようです。

質問3:高齢者の待合室感染予防
新型コロナで、重症リスクの高い持病のある高齢者に対しクリニック等の待合室での感染を最小限にするため、常用薬の電話処方が可能なことなどを、介護事業者と連携し高齢者に周知せよ。
(回答)介護事業者が活用できるチラシを保健所が準備し、医療と介護の現場が協力して感染拡大防止に努める⇒体調に不安がある場合、保健所よりも先にまず、ご自分のかかりつけの医に電話でご相談ください。発熱している場合は、まず電話で予約してから病院やクリニックに、感染を広げないよう協力をお願いします!!

質問4: 在宅介護を支えるために、通所施設の安全対策を強化し、ケアマネージャーの訪問調査を電話などで代替するなど、感染拡大防止と介護サービスの継続のために区として主体的に取り組め
(回答)厚生労働所からの指針に基づき安全対策を取っていく。区は保険者として、ケアマネージャーが毎月の対面聞き取りを電話で代替することも可とし、各事業所に通知した。⇒世田谷区内の介護事業所は本当に頑張って下さっていると思います。医療関係者だけでなく、保育や介護の関係の皆さんにも感謝の拍手を送りたいです。

質問5:区内事業者向け緊急貸し付けについて
区には雇用対策助成金等の制度を準備していると聞くが、概して給付は2・3か月後になる。特に中小事業所で働く人の雇用を守るために、区は独自の支援として実質無利子の緊急貸し付けを早急に実施せよ
(回答)国や都の動向を踏まえ検討、との回答だったが。その後、多くの会派からも同様の質問があり、3月中に実現。⇒4月中旬には応募殺到で窓口がパンク、郵送受付や信用金庫等での代行申請も始まっています。詳しくは以下の区のホームページをご覧ください。

https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/shigoto/003/003/d00007743.html

毎日のように事態が変化しています。これからはマメに、情報発信をしていきます。