区民の参加と協働で作る世田谷型地域包括ケアシステム
11月27日から、今年最後の第4回定例世田谷区議会が始まりました。昨日29日には、第3回定例会に引き続き、地域福祉の充実を求めて一般質問をしました。
世田谷型地域包括ケアシステムは、高齢者だけでなく子育て世代や障がい者など、誰もが、支援の必要な時、自分の住む身近な地区で、制度的な福祉の枠組みを超えて相談でき、必要な支援につなげられることを目指しています。第3回定例会では特に、今後ニーズが高まる独居高齢者の見守りと、認知症高齢者の徘徊対応を」主題に質問しました。第4回定例会では、世田谷型地域包括ケアシステムが、従来の福祉の枠組みを超え地域生活全体を支えるものとなるため欠かせない、区民参加の充実を求めて質問しました。
区長からも「形だけではなく実質を伴った参加と協働を作り上げていきたい」という趣旨の答弁を受け、「地域の絆」事業を活用した地域福祉活動の充実や、今年10月改正された「住宅セイフティーネット法」を活用した居住支援の充実など、前向きな回答を得ました。
誰もが人生の中で、時には支援を必要とし、困難を抱えることがあります。必要な時に支援を受け、生活を取り戻すことができれば、その経験を活かして支援する側や、支援をより効果的にするための声を上げることができます。誰もが当事者、生活者。生活からの声を、区政に活かすためにこれからも活動していきます。
私たち、世田谷・生活者ネットワークとしても、地域の皆さんと共に、地域を支える力になりたいと、認知症サポーター養成講座を、11月は北沢、烏山地域で、12月は世田谷・砧地域で連続開催しています。写真は11月2日の代田区民センターでの口座の様子です。