「 区民が主役、誰もが安心して自分らしく暮らせる世田谷を!」

 私は、区議会議員になる以前の8年間、生協活動の中で、食の安全に取り組んできました。食糧自給や生産者と消費者の情報共有の「うばわない食」「共生のまちづくり」を課題に取り組み、未来の 子どもたちのことを視野に入れた、食の安心安全を確実に担保できる制度を区政に確立します。3・11以後、子育て中の区民の皆さんの声を生かし、目に見えない放射線の影響から子どもの健康を守る、「給食の放射性物質測定」のしくみを区内に作りました。今後も、食の安全には、特に力を入れていきます。

 1期目の立候補時のキャッチフレーズは「孫の孫の孫まで幸せに暮らし続けられる世田谷」でした。その時考えていた最大の課題は、広い意味での「環境」政策です。20年以上こどもとともに環境問題を考え実践する活動を続け、平成15年度末には環境省登録環境カウンセラー(市民部門)に合格しました。環境は「食う寝る処、住む処」の全てです。基礎自治体は、食の問題・エネルギーの問題・ごみの問題などの現場を預かっています。子どもたちに少しでも豊かな環境を手渡していけるため活動します。原子力発電の要らない社会を作るためにも活動を続けていきます。
 
 そして2期目に挑戦する今、大きな課題と感じているのが経済格差の拡大と不安定な非正規雇用の増加という不平等な社会状況です。住民の暮らしを守る身近な自治体の力が問われています。人生には生活困窮、災害や事故、高齢になって介護が必要になるなど、誰もが支援を必要とする時があります。そんな時、一人ひとりに寄り添って相談ができ、生活の立て直しをめざせるしくみが必要です。
 当事者や現場の声を区政に活かし、区民が主役の区政をめざします。

 平和がなくては誰一人安心して暮らすことはできません。公の情報公開と個人の情報保護、言論の自由など、民主主義の根幹を支える価値を現場で守っていくため、区議会で活動します。日本国憲法の精神を守り、世田谷区政に人権尊重の政策を充実させていきます。平和を大切にする思いを区民とともに世田谷から発信していくことにも、力を入れます。