2018年を平和の年に

明けましておめでとうございます。皆様にとって、今年が良い年であるようお祈り申し上げます。何よりも、今年が平和を大切にし守る年になりますように。

昨年はICANがノーベル平和賞を得るなど、平和を求める市民の動きが世界を動かした年でした。一方、北朝鮮指導者による核武装の誇示や、アメリカ大統領の過激な言動による挑発の為、朝鮮半島の情勢は緊張の度合いが高まっていることも事実です。

指導者が何と言おうと、日本国憲法の主役は「日本国民」です。憲法の前文を読んでみてください。主語は「日本国民は、」と始まります。そして「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのない」ように73年前、現在の憲法を確定したのです。この憲法の価値と意義を、理解し使いこなし、平和憲法の持つ理想を守っていきたいと願います。

掲げた写真は、世田谷区、豪徳寺の墓地内にある、戦没者の慰霊碑のレリーフです。まさに、戦争の犠牲になられた方々の上に、平和は芽吹き、現在の私たちの繁栄はあります。平和は、単に武力衝突が無いことを意味しているのではありません。様々な社会矛盾(例えば子どもの貧困、非正規労働者の使い捨て等)が、言葉による合意や社会制度の改善により乗り越えられ、暴力による争いが不必要になることです。政治は、そのためにあるのではないでしょうか。

生活者ネットワークの区議会議員として、過去に犠牲になった方を忘れず、社会の矛盾の犠牲になる方を少しでも減らし、平和な社会を創るため、今年も働かせたいただきたいと願います。

今年も、どうぞよろしくお願いいたします。