2016年を良い年に!

あけましておめでとうございます。

昨年、国会では安全保障関連法案が強引な手法で可決されましたが、世田谷区では東京都23区で初めての平和学習単独施設「世田谷平和資料館」がオープンしました。今年も足元から平和を求め、自治体議員立憲ネットワークなどの活動も通じ全国の思いを同じくする仲間と共に、非暴力・平和を訴えていきます。

年末、日韓の懸案である慰安婦問題をめぐり合意が図られましたが、早くも韓国の女性団体から内容に疑問の声が上がっています。戦争は、女性や子どもなど弱い立場の者の人権を踏みにじります。見えない心の傷をいやすには、言葉やお金だけでなく、真摯な反省の態度を示し、世界中から戦争を無くすための努力を続けることが何より必要だと考えます。そのためにも、憲法前文の精神のっとり、日本国民として、政府の行為に対し監視の目を持ち、自分たちの声を代表してくれる人を選ぶ活動にも積極的に参加します。

戦争だけでなく、大災害やテロなどの非常事態の場合も、人権の尊重が忘れ去られてしまいがちです。女性も男性もLGBTも、子どもも大人も高齢者も、障がいのある人もない人も、多様性を尊重し、それぞれの意見を聞きあい、共に生きるための最善策を探っていく、熟議ができる民主主義を足元から作り上げていきたいと願っています。

今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

2016年が、皆様にとって良い年となりますよう、心より祈ります。

旅先でも平和を祈って来ました