子どもが安心して歩ける街づくり・道づくり

世田谷区内の通学路の風景、6m幅両方通行

決算特別委員会報告:通学路をより安全なものにするために

私は、文教常任委員会に所属し、子ども達が安全・安心な環境で健やかに育っていけるよう活動を続けています。9月末から開かれている、第3回定例区議会の決算特別委員会では、文教所管と都市整備所管の両所管に対し、通学路の安全の向上、地域全体を「子どもが安心して歩ける」ようにする取り組みを求め質問しました。 

通学途中の交通事故や、連れ去りなど痛ましい事故や事件の報道が続いています。世田谷区内の道路は住宅や商店などが建ち並び、歩道やガードレールによって歩車分離が難しい経路が通学路に指定されています。通学路に潜む危険を洗い出し、改良するために通学路合同点検が行われてきました。

学校・PTA・地域・警察・道路管理者が共に通学路の改善点を探るこの手法を、より有効なものにし、既存の通学路を改良するだけでなく、新たな通学路へのルート変更なども視野に入れて子どもの安全を図るべきと、提案しました。

特に北沢地区では鉄道の踏切除却が進む中、思わぬ道が通り抜けやすい裏道として使われ、従来比較的安全な道として通学路に指定されていた経路に通過交通が増えていることがあるからです。

 通学路一つとっても、都道・区道・国道と道路管理者は違っています。地域と共に、世田谷区の道路管理者が、地域の道路網全体の安全を図り、相談をワンストップで受け、都・国・警察など関連部署に確実に伝え、改善につなげることを求めました。

 地域の情報を一番持っている、地域の目を子どもの安全に活かすことも提案しました。交通安全だけでなく、防犯に関しても、学校での交通安全教室・防犯教室などを地域に公開し地域の連携をより深めていくことも提案しました。

 子どもの安全について、お気づきのことがありましたら、ぜひお知らせください。いっしょに、子どもが安心して歩ける街を作っていきましょう。